「ライフル射撃部創部60年同窓会」 部長 中川善之

「ライフル射撃部創部60年同窓会」
 

部長 中川善之



 弾痕55号の拙稿でも触れたように、昨年(2017年)はライフル射撃部が創部されてから60年を迎える節目の年であった。この年の10月21日、名鉄グランドホテルを会場に名古屋大学体育会ライフル射撃部創部60周年を記念する同窓会が開催された。
 昭和39年卒の井上祐一先輩が弾痕36号(平成9年3月)に寄せられた記事によれば、「豊田講堂裏側の谷間の窪地に・・・木を切り倒し、斜面を崩して整地し」て部員の手作業で設置した私設の射撃場が産声をあげたのが我々ライフル射撃部の始まりである。それから60年を経た上記同窓会にはOB、OG、現役学生諸君も含めて90名を超える出席をいただき、大盛会のうちに執り行うことができたことは大変喜ばしく感慨深い。
 射撃部創部まもなくして創刊された部誌「弾痕」は、長らく現役射撃部員の活動をOBやOGに伝え、またOBやOGも射撃部の活動に様々なサポートを提供するなど双方をつなぐ媒体として有効に機能を果たしてきた。しかしながら時勢の変化もあり弾痕が紙媒体からウェブサイトに移行することにより、それまで弾痕が果たしてきた現役部員とOB、OGとの相互作用が希薄になってしまった面は否めなかった。
 今回の同窓会では、ライフル射撃部OB、OGを会員とする名古屋大学射友会の発足が承認された。射友会はその活動内容として、1)会員情報の把握、2)会員相互、会員と現役部員との交流の場を提供、3)現役部員の射撃活動のサポート、を掲げている。今後は今回のような現役部員とOB、OGが定期的に集う機会を企画し、射友会としての役割を果たしていきたいと考えている。(射友会設立の趣旨、会則については別項「名古屋大学射友会について」を参照されたい。)
 末筆ではあるが、ライフル射撃部の今後の継続、発展に向けて、今回の同窓会の開催を早くから提唱、企画し、奔走してくれた河村圭章君(昭和51年卒、現日本学生ライフル射撃連盟中部支部長)にはこの場を借りて厚く御礼申し上げる。

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